FXの取引をしていれば、相場の変動が大きくなってリスクが高いと感じることもあるでしょう。リスクは確かにありますし、それを回避しようという姿勢は大事です。しかし、リスクはチャンスであるという認識も必要です。例えば、アメリカの雇用統計が発表されるタイミングを考えてみます。
雇用統計が発表されれば、その値によって相場が大きく変動します。予想通りならあまり変動はしませんが、予想からかけ離れていれば大きな変動が見られるでしょう。このようなときにポジションを持っていればリスクは高いと言わざるを得ません。しかし、ここはチャンスでもあります。
相場が大きく動くと言うことは、大きな利益を短時間で得られる可能性のあることを意味しています。自分の持っているポジションと同じ方向に動けば大きな利益を稼げるでしょう。このようなこともあって、FXでは雇用統計のタイミングでのみ取引をするトレーダーもいます。あるいは、雇用統計のタイミングで大きなポジションを持つトレーダーもいるのです。
損切りを徹底させておけば、一度で負ける金額は制限できますし、予想通りであれば大きな利益を得ることができます。これを繰り返していくことによって、全体としての利益を高める戦略を立てるのはよい方法だと言えるでしょう。もちろん、予想ができないときにはポジションを持たないという方法もあります。このあたりは難しい判断ですが、FXではリスクの高いときほどチャンスが大きいと言うことは知っておくべき事でしょう。