FXの取引を行う上で最も大事なのがタイミングです。FXでは売るか買うかの二つしか選択肢がないのですから、タイミングさえ間違わなければよいわけです。そのために用いるのがチャートです。チャートの基本はローソク足と移動平均線で、この二つだけで取引をする人もいますが、最近のチャートには様々なテクニカル指標を表示することができますから、これらを活用していくとタイミングをとらえやすくなります。
チャートによる相場の予想は当たるときもありますし外れるときもあります。予想の当たる確率を上げていくことは重要なことの一つだと考えられますが、外れることもあると言うことは常に頭に入れておかなければなりません。外れたときにいちいち落胆している時間はなくて、外れたときの対処をきちんと決めておくことが大事です。というのも予想があまり当たらなくてもトータルの利益を確保できる場合が多いからです。
例えば、10回のトレードをして1回しか当たらないという人もいます。それにもかかわらず稼ぎ続けている人もいるのです。それがなぜできるのかというと、損失の幅が小さく、利益の幅が大きいからです。FXで大事なのは勝率ではなくてトータルでの利益です。
10回中9回負けたとしても、1回買ったことによってその負けを取り戻すことができればよいわけです。そのためにはチャートを見てタイミングを計るとともに、損失を最小に抑えて利益を代々化できるようなスタイルを築くことが大事です。