FXにおけるリスクとは資金減少のこと

積極的な投資運用では、よくリスクとリターンは表裏一体と言われていますが、具体的にリスクとは何かを理解していない方が目立ちます。FXにおけるリスクとは預けた資金が減少することであり、自分がとったポジションの大きさや通貨ペアの値動きの分だけリスクを負うのです。当然ながら、利益がのる方向へ動けば、ポジションの大きさと値動きの分だけお金が増えます。しかし、FXの為替レートがどちらにどれだけ動くのかは国家レベルですら不透明で、まして個人で完全な予想をするのはほぼ不可能です。

利益を伸ばす発想も欠かせませんが、それと同じぐらい許容できる損失を予め決めておくことが重要になります。1回の取引で許容できる最大損失を決めておけば、自動的な損切りのラインや、現在の状況で手仕舞いするべきかどうかが見えてきます。自分に都合が良いイメージだけでは勝てないのがFXでして、負けることを織り込んだ戦略が求められます。精度が高い予想が不可能ならば、間違っていた時に挽回できる範囲で上手く負けるという逆転の発想が必要です。

心理的には強い抵抗がある発想ですが、この壁を乗り越えられなければ、いつまでたっても取引するほどに資金が減少する確率が高まっていきます。たった1回の負けでこれまでの儲けを失ってしまわないためにも、リスク管理としての負けについて真剣に考えてみましょう。日常生活とは全く違った考えになりますが、投資家として長期的にお金を増やしていくために必要不可欠な要素です。

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