FXの取引をする際には取引会社に口座開設をしなければなりませんが、その際に一つに絞り込む必要はありません。むしろ、複数を使い分けるという工夫も必要だと言えるでしょう。取引会社を選ぶ際に重視するポイントは取引スタイルによって違っていて、デイトレードなどの短期売買をする場合にはスプレッドを重視するべきでしょう。売買手数料が無料となっている現在ですが、実質的にはスプレッドが取引にかかるコストとなりますから、特に短期売買をする人にとっては、スプレッドが狭い取引会社を選ぶことが必要となります。
短期売買しかしないというのなら、スプレッドの狭い取引会社を選べばよいのですが、相場環境によってはFXで中長期のポジションを持つべきシーンも現れるでしょう。中長期の取引をする際に利益、あるいはコストとなるのがスワップポイントです。日をまたいでポジションを持ち続ければスワップポイントが発生しますから、中長期でポジションを持つ場合には常に意識しなければならないことです。短期売買をするとともに中長期のポジションを持つ人の場合、両方を重視しなければならないわけですが、それなら取引会社を使い分けた方が有利です。
また、チャートが使いやすいところにも口座を開設しておくのもよい方法です。複数の取引会社をうまく使い分けていくことで、FXの取引を有利に進めていくことができると考えられます。管理は面倒ですが、使い分けるメリットは大きいと言えるでしょう。